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かがくあそび「ダイラタンシー現象」
金曜日に、4,5歳児でかがくあそびをしました。
楽しみにしていた今回は、片栗粉を使った「ダイラタンシー現象」の実験。米村でんじろう先生監修の「どろりん」を使って、いろいろな感触遊びをしました。
動画をみて、ドロドロになったり固まったりする物体に子どもたちは興味津々♪
さっそく作り始めると、粉と水を混ぜればすぐにできるので、子どもたちもすぐ楽しめました。最初は不思議な感触にいやがる子どももいましたが、最後の方は腕中にまとわりつけて遊んでいました笑
ダイラタンシー現象は、片栗粉以外にも、海辺の波打ち際の砂浜でも同様の現象が見られます。
(砂浜を強く踏むと足跡が残るくらいかたくなりますが、足をどけると砂が一気に崩れ出します)
最後は、大量のどろりんの上に乗って、足踏みをしたら沈まないことを体験したり、立ち止まって沈むとなかなか出られないことも体験して、不思議などろりんを楽しみました☆
『デジタルネイティブ』な子どもたち
突然ですが、未就学児の子どもがいらっしゃるご家庭で、子どもにテレビやスマホ、タブレットなどの「スクリーンメディア」とよばれるデバイスを使わせている方はどれぐらいいらっしゃるでしょうか。
ベネッセがとったデータによると、現代のこどもたちは、スクリーンメディアを"ほとんど毎日利用する割合"が、0歳児でもテレビで67%、スマホで20%といわれ、生まれたときからICT環境の中で育つ、いわゆる『デジタルネイティブ』ともいえます。
特に日本においては、Youtubeやネットフリックスに代表される映像系やアプリゲーム等「娯楽」で使用している頻度が高いというデータがあります。
どうしても仕事や家事で忙しいときに、つい子どもたちの気を紛らわすためにこういったデジタルメディアを与えてしまいがちですが、実際に子どもに与える影響について調べたデータがありましたのでご紹介します。
なんとなく、小さい頃からデジタルメディアで子育てをしてはいけないというイメージがありますが、最近の研究ではデジタルメディアにおけるメリット・デメリットがあることがわかっています。
デメリット:①視力への影響が大きい⇒目が悪くなりやすい、②言語発達を損ねる⇒言葉の発達が遅れる
①は単純に画面までの距離が近かったり、長時間画面を見ることで目が疲れ、近視になりやすいおそれがあります。
②は映像などは、画面からの一方的な情報提供になるため、見る側は何も考えたりしなくても情報がどんどん入ってきます。言葉はコミュニケーションでもあるため、一方的に与えられるよりも双方向的なやりとりを介した方が言語能力は発達しやすくなります。(外国語を習得するとき、座学だけよりもネイティブな環境に身を置いたほうが習得しやすいのと似ています)
メリット:例えば見立て遊びの模倣を、①リアルに人が教える、②(リアルに人が教える内容を)同じくらいに見えるサイズのモニタで教える場合での学習効果を計る実験を行うと、①の方が学習効果は高いものの、②モニタ(動画)からも子どもたちは学ぶことが多いことがわかっています。さらにいうと、一人で見るよりも他の子どもたちと一緒に視聴を行うとより多くの学習効果を得られることもわかっているそうです。
これらのことを考えると、デジタルメディアはあくまで道具(ツール)の一つでしかすぎません。このツールをどう使っていくかによって、子どもたちにとってプラスにもなればマイナスになるともいえます。
当園では、あまり保育中にデジタルメディアを見せ続けることはしていませんが、活動内容によっては、動画などをうまく使いながら子どもたちと楽しんだりしています。
ご家庭でも、ぜひご参考いただけたらと思います。
4年ぶり!園開放「みんなであそぼう」開催
コロナの間、開催が難しかった園開放「みんなであそぼう」を開催しました。
当日は、地域にお住まいの7組の親子にご参加いただき、園にある様々なおもちゃや器具で目一杯遊んでいただきました。
子どもにとっておもちゃは遊ぶだけではなく、遊びを通して心身の発達や心の成長を促すとても大事なツールといえます。
ただおもちゃを渡せば子どもは勝手に遊んでくれると思われがちですが、そんなことはありません。最初は丁寧に遊び方を子どもと一緒に示してあげることが重要です。
簡単すぎず難しすぎない、適度におもしろいおもちゃを与えることで、子どもはより楽しく集中して遊ぶことができます。
今後も7月・9月に園開放を行う予定です。詳細が決まりましたら、ホームページでもご案内させていただきますので、もしご興味ある方は、お問い合わせフォームよりお申し込みください。
屋上にタープと砂場を設置しました🎪
ゴールデンウィークも明け、まぶしい日差しに暖かさを感じられるようになりました。
休みの間お家に慣れたため登園時に泣いていた子たちも、だいぶゆったりと過ごせるようになってきました。
当園は土地の関係で園庭がないため、どうしても室内遊びか、近くの公園での園外活動がメインとなります。
ただ小さい子にとっては少しの外出も大きな負担だったりするため、屋上をもっと有効活用できるようにタープと砂場を設置しました。
さっそく、砂場で盛大に楽しんだ子どもたちでした☆
【卒園遠足】がんばりまめの杜
卒園する5歳児クラスと一緒に、卒園遠足に行ってきました。
場所は、滋賀県にある『がんばりまめの杜』。
普段は安田式遊具でお世話になっているエール株式会社ですが、ここでは貸し切りでほぼ全ての安田式遊具で遊べるほか、大量のカプラも用意されているため、子どもたちにとっては身体も動かし指先でも遊べるパラダイス!
室内なので天候に左右されることなく、子どもたちははだしで駆け回り、好きな遊具で自由に遊び尽くしてました。
子どもって本当に遊びなら成長するんだぁと思ったのが、2本の棒を脇に抱えて滑る滑り台でほとんどの子が最初怖がって滑れなかったのが、一人滑れた子を見て続々と滑れる子が増えたこと。また、のぼり棒なども最初できなかった子が最終的には登れるようになっていました。
2階に行くと、今度は特大のエアマットでひたすら走って飛び跳ねて動き回っていました。
さすがの子どもたちもヘトヘト☆そのあとのお弁当がとてもおいしかったようです。
午後は大量のカプラでのんびりと楽しみました☆
今回はインストラクターから教わり、子どもたちは高速道路、先生たちはかまくらを作りました。
カプラって、最後壊す時もとてもきれいな音を奏でるんですよね。
片づけ時間になったら、楽しそうに子どもたちは作ったものを崩して片づけていました。
場所は少し遠かったですが、普段園ではできない活動ができ、子どもたちも大満足☆
最後の思い出になったと思います。
いい言葉だったので、思わず写真を撮ってしまいました。
カプラ10000個ワークショップ
今日は、エール株式会社よりカプラを10,000個借りて、3~5歳児で遊びつくしました!
10,000個あると、子どもたちも取り合うことなく、とことん集中して思い思いに作品を作っていました。
一人で作る子もいれば数人で協力して作ったり、高く積む子もいたら絵のように地面に模様を描いてみたり。
最後は、先生たちの力作のナイアガラの滝を崩し、その崩れる様子をみんなで見ていました。子どもたちもあまりの圧巻に思わず拍手👏
クラスでは見られないような姿が見られたなど、保育者にとってもとても気づきの多い楽しい時間でした。
ハロウィンパーティ🎃
今日は一足早いハロウィンパーティをしました☆
各クラス思い思いに仮装をして、いろいろな先生からお菓子をもらいに行きました。
みんな、たくさんのお菓子をもらえて大満足な様子でした!
流しそうめん体験
9月に入ってもまだまだ残暑が残る日々ですが、園で初めて流しそうめんをしました。
本物の竹はさすがに用意できなかったため、人工竹を購入し、プールで組み立てました。
街中ではなかなかできない流しそうめんに子どもたちも前の日から楽しみしていました。
※ちなみに家庭用で売っているスライダーのような玩具タイプのものはそうめん流しというそうです。
当日は、めんつゆ作りからスタート。
にぼしの頭とワタを子どもたちに取ってもらい、戻したこんぶとかつお節で丁寧に出汁をとりました。
「骨はどうするの~?」「骨からもおいしい出汁がとれるんだよ」
ちょっとしたことでも疑問に感じる子どもたち。どんな味になるのかワクワクしながら丁寧ににぼしの頭とワタを取ってくれました。
乾物のこんぶが水の中で大きくなっていることにびっくりした子どもたち。においや水の色の変化など思い思いに感じたことを口にしていました。
さっそく調味料を入れる前の味見。
塩もないってない出汁でしたが、ほんのりと感じる塩味に子どもたちも「おいしー!!!」
最後のしょうゆなどの調味料をいれて、めんつゆの完成!味はそうめんを食べるまでのお楽しみにしました☆
おやつの時間前にみんなで屋上のプールに行き、いよいよ流しそうめんの開始!
流れてくるそうめんを上手にとっていく子どもたち。
上流の子は調子よく取れますが、下流の子はなかなかそうめんが流れてこないのであまり取れずに不満げでしたが、そうめんが取れた子から順番に場所を交代して仲良く楽しんでいました☆
取ったそうめんを食べたら、「もう一回やりたーい!」の大合唱!
多めにそうめんを湯がいておいて正解でした。
2回目も流しそうめんを楽しみ、大満足の子どもたちでしたが、中にはもっとやりたくて泣いてしまう子も。
近いうちにもう一度流しそうめんをしてあげたいな、と思ったひと時でした。
こどもかいぎ(映画情報)
先日、素敵な映画を観ましたので勝手ながらご紹介です。
タイトル:「こどもかいぎ」
公式サイト:https://www.umareru.jp/kodomokaigi/
いきなりですが、皆さんは『子ども』をどう捉えていますか?
大人になる前の未熟な存在?大人がサポートしてあげないと成長していけない存在?
もしこれらに近い価値観や子ども観をお持ちでしたら、この映画はいい意味でそんな価値観や子ども観を崩してくれる映画です。
都内の保育園の園児(主に5歳児クラス)の対話する場面を中心に、一年間追い続けたドキュメンタリー映画です。保育現場を知っている人間からすれば、特に変わったシーンではなく、よく見られる一場面を集めた内容ですが、それでも子どもたちの話す姿を見て感動せずにはいられませんでした。
「対話をする」…一見簡単そうに見えて、じつは大人であっても難しいことの一つかもしれません。
これからの時代は、先行きが不透明なVUCA(ブーカ)の時代に入ると言われていますが、その中で生き抜いていくためには、対話する力は不可欠と言われています。この映画で出てくる子どもたちの対話や対話をやれた経験は、これからの時代において、とても貴重で大切な経験だったと感じます。
対話は、話す相手さえいれば道具も不要で簡単にできます。ですが簡単にできるがゆえにあまり対話を意識することは少ないかもしれません。この映画を観て、うちの園でもこどもかいぎ(場合によっては職員同士のおとなかいぎも!)をやってみたいと思いました。
大阪ではテアトル梅田で公開されていますので、もしお時間と興味がある方はぜひ観てみてください。