こどもかいぎ(映画情報)
先日、素敵な映画を観ましたので勝手ながらご紹介です。
タイトル:「こどもかいぎ」
公式サイト:https://www.umareru.jp/kodomokaigi/
いきなりですが、皆さんは『子ども』をどう捉えていますか?
大人になる前の未熟な存在?大人がサポートしてあげないと成長していけない存在?
もしこれらに近い価値観や子ども観をお持ちでしたら、この映画はいい意味でそんな価値観や子ども観を崩してくれる映画です。
都内の保育園の園児(主に5歳児クラス)の対話する場面を中心に、一年間追い続けたドキュメンタリー映画です。保育現場を知っている人間からすれば、特に変わったシーンではなく、よく見られる一場面を集めた内容ですが、それでも子どもたちの話す姿を見て感動せずにはいられませんでした。
「対話をする」…一見簡単そうに見えて、じつは大人であっても難しいことの一つかもしれません。
これからの時代は、先行きが不透明なVUCA(ブーカ)の時代に入ると言われていますが、その中で生き抜いていくためには、対話する力は不可欠と言われています。この映画で出てくる子どもたちの対話や対話をやれた経験は、これからの時代において、とても貴重で大切な経験だったと感じます。
対話は、話す相手さえいれば道具も不要で簡単にできます。ですが簡単にできるがゆえにあまり対話を意識することは少ないかもしれません。この映画を観て、うちの園でもこどもかいぎ(場合によっては職員同士のおとなかいぎも!)をやってみたいと思いました。
大阪ではテアトル梅田で公開されていますので、もしお時間と興味がある方はぜひ観てみてください。