シャンパンタワーの法則🍸
今日は東京から、茶々保育園グループの迫田理事長にお越しいただき、法人の方向性についてコンサルティングを行なっていただきました。内部にいたら気づかなかった園の良さや特長を、いろいろな園を見てこられた第三者として言っていただいたことはとても新鮮でした!
その中で、うちの法人が大事にしているように感じたと述べていただいたことの一つに、働いている職員をすごく大事にしている、ということがありました。
園によっては、経営層がやたら偉そうにしていたり、職員が委縮していたり覇気やオーラがなかったりしている園もある中で、うちの法人では忖度なしにそういったものが見えず、皆いきいきしていて、とても職員を大事にしている雰囲気が伝わった、とのこと。
この部分は、経営者として一番大事にしていたことでもありましたので正直うれしかったです。
保育は、どうしても子どもの成長や発達にフォーカスされがちですが、質の高い保育を提供するためには職員一人ひとりが仕事にやりがいや充実感、余裕を持っていないと実現できないと考えています。
『シャンパンタワーの法則』という言葉があります。質問家のマツダミヒロさんが提唱した法則ですが、シャンパンタワーの1番上を自分自身、2段目を身近な人や家族、3段目を友だちや一緒に働いている仲間、4段目をお客様と見立て、そして自分はどこからシャンパン、つまりエネルギーを注いでいるかを考える、という法則です。保育園の場合、4段目は園児や保護者になると思います。
シャンパンタワーはご存知のように、グラス全部を満たすには一番上の段から注がないと満たせません。しかし、現状保育業界は、保育士自身が自分の時間を犠牲にしていたり、多忙で疲弊してカラカラの状態で、シャンパンタワーの2段目以降や4段目からシャンパンを流しているケースが多く見られます。
少なくともこでまりで勤めている間は、自分のグラスからシャンパンを注いでほしいと考えて、毎年手当や制度の見直しをしたり、職場環境の改善を行なっています。ただ、正直まだまだ改善したいところはたくさんあります。
コンサルティングを受けながら、自分も含めみんなを満たすために何ができるかをとことん考えて引き続き園運営を進めていこう、という思いに立ち戻ることができました。