天王寺区の来年度園児募集状況について
現在、大阪市では次年度4月の入園(所)に向けて各区で募集人数がホームページにて公表されています。
今年度は、10/1~10/15の間の認可保育園の申込み受付については、大阪市行政オンラインシステムより事前予約が必要とのことで、申込みをご検討の方はご注意ください。
申込みにあたっては、提出書類に就業(学)先の証明書等も必要になるため、早めに書類の準備をすすめ、余裕をもって事前予約をしていただくのがよいかと思われます。
さて、当園の管轄区である天王寺区の次年度の認可保育園の園児募集状況について、個人的に気になりましたので、2022年度4月入園の募集人数と今年度の募集人数について比較をしてみました。
天王寺区は、来年度オープン予定も含め現在22の認可保育園が園児募集を出しています。
今年度はすでに新園が1園オープン、来年度ももう1園オープン予定があるようです。
そのため、単純な天王寺区全体の園児募集人数でいうと2021年度450名募集→2022年度471名募集ということで、全体としては、20名以上の募集増加となっています。
年齢別に見ると、特に入園希望が多い乳児では0歳クラスが+3名、1歳児クラスが+14名、2歳児クラスが+16名の増加になっています。その分、幼児(3歳児~5歳児クラス)の募集は前年と比べ募集人数は減少している模様です。
また園別で見たとき、乳児クラスの募集については8割近い園が前年と変わらない人数での募集でしたが、一部の園では0歳児の枠を減らしたり、逆に1歳児の枠を増やしている園が見受けられました。
今年度はコロナの影響もあり、当園も含め0歳児クラスの募集に非常に苦戦した園が多かったように思えます。
あくまで個人的な見解ではありますが、0歳児クラスは園児3名につき1名の保育士を配置しないといけないのですが、0歳児枠を減らした園は保育士配置数の観点から、0歳児の枠をキリがよい人数(3の倍数)まで減らすことで保育士配置の最適化も図ったことも十分考えられます。
逆に1歳児クラスを増やしたところは、今年度0歳児クラスで定員まで集まらなかった分を、次年度の1歳児クラスの募集で集める、という思惑も十分考えられます。※1歳児クラスは園児6名につき1名の保育士の配置が必須ですので、クラス人数も6の倍数になっていることが多いです。
とはいえ、昨年度10月時点で天王寺区の待機児童は0名ですが、特定の保育所への入所を希望している等の保留児童数は213人と大阪市ではやや多い状況です。
乳児クラスは、例年と比べても保留児童数をカバーするほどの募集人数が増えるわけではないため、次年度も0歳児クラスは入園しやすく、1歳児クラスは競争倍率が高い状況になると考えられます。
ちなみに当園は例年と変わらず、0歳児クラスは12名募集、1歳児クラスは5名募集です。
そのほか、2歳児クラスは1名募集、3歳児クラスは2~6名の募集見込みとなっています。ぜひご参考ください。